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”furusode sakura"

"furisode sakura" ”furusode sakura"

構図が大胆でしっかりしている、絢爛豪華
な振袖というよりはむしろ、配色・模様の
付け方が大変江戸前な振袖。
(昭和10年頃の制作)

”furusode sakura"

”furusode sakura"

近年の模様付けでは下前(きものを着ると
上前の下に隠れて見えなくなる部分)には
この振袖の様に多くの柄は付けなくなりま
した。

”furusode sakura"

”furusode sakura sisyuu"

水が上前(全体写真左下)から左肩(全体
写真右上)迄上がっている図案は昔の小袖
の手法を取ったと思われます

”furusode sakura"

"furisode sakura"

白色と桜色の満開の桜、そのうちいくつか
の花びらに白・桜色・桃色・金の4色の糸 で
刺繍してアクセントを付けています。

”furusode sakura"

”furusode sakura sisyuu"

桜の枝には短冊が付けられ、中には金や銀
の糸で駒縫い(縁取り)された短冊もあり
ます。

"furisode sakura"

"furisode sakura"

短冊の中には松、柳、眼鏡蝶、鳳凰、霞、
切り箔、水の流れ、七宝等模様が描かれて
います。

"furisode sakura"

"furisode sakura"

霞には金箔や銀箔も使われています。水色
の大きな流水には銀泥が使われていますが、
長い時間が経っているせいで銀泥は焼けて
います。

"haneri turu"  "haneri turu"
鶴の刺繍の半衿

現在では銀の変色を防ぐためにアルミニュ
ウムが使われる場合があります。(焼ける
のは本物の銀という事です)

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